本当は生で食べたい亜麻仁

「汝とは、汝の食べた物そのものである」You are what you ateという西洋の諺があります。やはり栄養が豊かで、上質で、新鮮なものを食べるのが健康によい、つまり生命によいことは我々の経験からも言えると思います。ところで生命とは何でしょう。科学的には「生命とは、エネルギーと物質の流れを自律的に維持し続ける『動的平衡のシステム』であり、その動的平衡を支えているのは “境界(膜)・代謝・情報” の三つ」からなるようです。体内のタンパク質は数か月で半量以上が入れ替えられるようですから、昨年の自分の身体の構成要素は今の自分とは異なるものの、しかし自分は自分で変わりないということが動的平衡なのですが、東洋思想では、生命=「気の流れ」とされています。気とは「流れ続けるエネルギー」で停滞すると「病」になり、食物は「気の質」を取り込む行為とされているようです。これは前述の現代科学の「代謝=流れ」とも似ていますが、ならば食べるものは新鮮で、出来れば生命ある、生きたものを頂戴するというのが健康に良さそうです。
 

 
当社が取り扱っている「亜麻仁」はオメガ3や抗酸化物のリグナンに富むスーパーフードとされていますが、数多ある種子(菜種などの油糧作物、大豆などの豆類、小麦などの穀類)の中で、人間が生(生きたまま)でも食べられる数少ない種子の一つです。他にかろうじて食べられるのは玄米と生胡麻くらいでしょうか。しかし玄米と生胡麻はハッキリ言って美味しくはないですが、亜麻仁は食べられます。中近東や中央アジアでは数千年も前から日常的に食べられていて医薬品としても利用されていました。生の発芽する亜麻仁をいただくことは、まさに東洋思想でいうところの「気の質」を直接取り込むことで、元気になる効果があるのではと直観ながら思ってます。これをもう少し科学的に言うならば、酵素が活性で、脂質が酸化しておらず、ミトコンドリア前駆体が健全、発芽直前の代謝スイッチが入っているという「生命の動的平衡が最大化された状態」を取り込む行為ではないでしょうか?これは生きて、湧いている発酵食品(味噌、納豆、漬物、ヨーグルト、どぶろく)を食べるのも同じように思います。
 

 
生きている亜麻仁が入手できなくても、次善の策として、生きた発芽する亜麻仁を、熱を加えることなく、低温で搾油した「あまに油」で同じような健康効果を得ることが出来ます。低温搾油の未精製の「あまに油」はオメガ3の含有量は植物油の中でも荏胡麻と同じく40%もあり、天然のビタミンE、フラボノイドなど数多くのポリフェノールを豊富に含み、その一種のリグナン(ゴマの同様の成分はセサミンと呼ばれます)はとくに抗酸化物質・ホルモンバランスのサポートに役立つ成分として知られています。また国内(佐賀県の自社工場)で搾油された「あまに油」を、早ければ数日内にお届けできるシステムも整えておりますのも、生きた亜麻仁を食べて頂きたいとの同じ思いからです。当社では同じ発想で新鮮・未精製の「あまに油」以外にもレトルトの「あまに粥」をご用意しております。それから亜麻仁入りのライ麦100%黒パンも開発しておりまして、近々またお知らせいたします。本当は生のままでもおいしく食べられる滅多にない植物の種子の「亜麻仁」をお届けしたいのですが、食品衛生法上の制約もありますので、もうしばらく時間が掛かりそうです。